FX-11 Push Processing Developer
無水亜硫酸ナトリウムを大量に含み、微粒子化をはかりながら同時にフィルム感度を引き出す増感用現像液。
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FX-11 保存液1リットル
水 (20℃) 700 ml
フェニドン 0.25 g
ハイドロキノン 5.0 g
グリシン 1.5 g
無水亜硫酸ナトリウム 125 g
ホウ砂 2.5 g
臭化カリウム 0.5 g
水を加えて総量 1000 ml
700ml程度の水を用意し、処方の順番に攪拌しながら徐々に加え、溶解していきます。 使用量が極端に少ないフェニドンは正確な計量が難しいため、あらかじめ水溶液を作っておくことをオススメします。 粉末のままですと溶解にも手間取ります。
1:1~1:3希釈で使用します。希釈率が高いほど実用上のフィルム感度を上げられますが、粒状性をかなり犠牲にするので十分なテストをした上で実戦使用してください。
Tグレインフィルムの方がトラディショナルタイプよりも感度を上げやすいそうです。 特にTグレインフィルムにおいて極力感度を上げるには、希釈率を高めた方が良いようです。
あまり現像時間を延ばしてコントラストを上げようとするとカブリが出るようで、その場合にはグリシンの量を若干増やして現像力を上げるなどの方法が薦められています。
ボクも少し試してみました。感度は確かに出るようですが、グリシンの扱い(保存など)がちょっと面倒でやめちゃいました。