コダック D-72 標準現像液

Kodak D-72 Paper Developer

MQ処方の王道。コダック「デクトール」がほぼこの処方。
印画紙現像液の基本形です。

    Kodak D-72 保存液1リットル
    水 (50℃) 750 ml
    メトール 3.0 g
    無水亜硫酸ナトリウム 45 g
    ハイドロキノン 12.0 g
    1水塩炭酸ナトリウム 80 g
    臭化カリウム 2.0 g
    水を加えて総量 1000 ml

750ml程度の温水を用意し、最初にひとつまみ程度の無水亜硫酸ナトリウムを溶解します。 次にメトールを全量、完全に溶解したら残りの無水亜硫酸ナトリウム、他の薬品と、攪拌しながら処方の順に徐々に投入し溶解します。

標準で1:2希釈。温黒調を得るためには1:3~1:4希釈として、使用液1リットルあたり8mlの臭化カリウム10%水溶液を加えます。

>> ビタミンC系処方のE-72

こちらはボクが一時期標準現像液としていたPQ版。

    P-72C(仮称) 保存液1リットル
    水 (50℃) 750 ml
    フェニドン 0.3 g
    無水亜硫酸ナトリウム 45 g
    ハイドロキノン 12.0 g
    1水塩炭酸ナトリウム 80 g
    ベンゾトリアゾール 0.4 g
    水を加えて総量 1000 ml
    使い方はD-72と同じ。

ピシッと綺麗に締まった純黒調で、なかなか良いですよ。