アグファ 123 温黒調現像液

Agfa 123 Brown Tone Developer

アグファ120に臭化カリウムを大量に加えた処方でさらに温黒調を狙うか!
ドイツ人はあなどれん・・・。

Agfa 123 保存液1リットル

    • 水 (50℃) 750 ml
    • 無水亜硫酸ナトリウム 60 g
    • ハイドロキノン 24.0 g
    • 炭酸カリウム 80 g
    • 臭化カリウム 25 g
    水を加えて総量 1000 ml

上記が保存液で、使用時に希釈します。
1:1希釈だとけっこう現像力は強いです。1:3とか1:4だとディープシャドウを締めるのが厳しくなってくるかな。希釈率や疲弊具合で得られる色調も変わってくるので、楽しみ方の多い処方ですね。

露光時間を普通の現像液の場合の倍ちょっとかけて、というふうに参照した書籍には解説されてましたが、実際に露光時間を普通の2倍強必要ですね。

色調については、なにより印画紙の素性によるところが大きいのでなんとも言えないかな。グリーンがかったブラウンになりがちな気はします。

それと、この手の現像液処方では攪拌に充分気を付けないとダメです。
単一方向の攪拌ばっかりだともの凄いブロマイドストリークが起こりますので、タテタテヨコヨコみたいな感じでランダムな攪拌を心がけましょう。
ラフな露光時間で、あとは観察現像って感じがいいでしょう。 リスプリント慣れしてるボクには心地よい作業ですが・・・現像時間は5~6分か、それ以上かかります。
普通の印画紙現像液とは言いがたい・・・・。

その後、セレニウム調色するとコントラストがグッとあがって、色調も変化しますので、あれこれ試してみると面白いと思いますよ。