アンスコ 120 軟調現像液

Ansco 120 Low Contrast Developer

メトール単用での軟調現像液。
コダック「セレクトールソフト」がほぼこの処方です。 「デクトール(D-72)」と組み合わせて2浴現像とか、混ぜ合わせてとか、アンセル・アダムスが「ザ・プリント」の中で書いてますね。

    Ansco 120 保存液1リットル
    水 (50℃) 750 ml
    メトール 12.3 g
    無水亜硫酸ナトリウム 36 g
    1水塩炭酸ナトリウム 36 g
    臭化カリウム 1.8 g
    水を加えて総量 1000 ml

750ml程度の温水を用意し、最初にひとつまみ程度の無水亜硫酸ナトリウムを溶解します。 次にメトールを全量、完全に溶解したら残りの無水亜硫酸ナトリウム、他の薬品と、攪拌しながら処方の順に徐々に投入し溶解します。

通常1:1~1:2希釈で使用します。
2浴現像で使う場合、この処方を1:4希釈で第1浴とし、第2浴にD-72などの標準現像液か硬調現像液を使います。

ボクも、この処方に手を入れたものを一時期主力で使ってました。 臭化カリウムのかわりにベンゾトリアゾールを使い、1:4希釈の1浴でじっくりコトコト時間をかけて現像しておりましたよ。